豊田市こども発達センターセミナー

豊田市こども発達センターセミナー

開催日:2019.11.10

第24回豊田市こども発達センター公開セミナーを開催しました

 暖かい晴天に恵まれた令和元年11月10日(日)、総勢約160名の方をお迎えし、第24回豊田市こども発達センター公開セミナーを開催しました。
 今回の公開セミナーは「みんなで暮らす地域社会~重い障がいのある子の生活を支える~」をテーマとし、愛知県医療療育総合センター中央病院 副院長の三浦清邦氏、衆議院議員の野田聖子氏にご講演をいただきました。当日のセミナーの内容を簡単に紹介いたします。

講演「重い障がいのある子の生活を支える」 講師:三浦清邦氏

 三浦先生が、重い障がいをもつお子さんとその保護者と出会って率直な訴えをお聴きし、医療的ケアが必要な子を地域全体で支える必要性を感じたところから「三浦先生の重い障がいのある子の支援」が始まりました。
 地域で障害をもつお子さんを支える仕組みのため、人材の育成が大切であると実感し、医療に携わっていく人への人材の育成を実践されてきました。
「後方支援が医療関係者の仕事」と話され、医療的ケアを必要とするお子さんの実態や動画を紹介され、丁寧に話をしていただきました。

こども発達センター

また、「胃ろうや呼吸器はメガネや補聴器と同じ生活道具と言って良い」、「障がい児医療について大学に講座を設置し、多くの医師に知ってもらう必要がある」など、長年の先生の臨床経験や、出会われたたくさんのお子さんやご両親の例を挙げながら話していただきました。また、大学でラグビー部に所属されていた経験などから、障がいのある方への支援をラグビーにたとえ、皆で支えようと話されたことが印象的でした。参加者の皆さんもメモを取りながら熱心に聞いていました。

講演「医療的ケア児の母として」 講師:野田聖子氏

 政治家として障がいに関係する法の整備などに取り組んでこられた野田先生ですが、発達障がいをもつお子さんの母の涙の手紙から法の整備への動きがはじまったそうです。また、法の整備の中で「医療的ケア児」が5つ目の障がいとして認定された経緯と、それによって医療的ケアを受けるお子さんが福祉・教育の面から適切な支援が受けられる必要性を話されました。
 講演の中心はご子息が生まれてから今までの育ちと、医療的ケアについて動画を紹介しながら話をされました。
現在8歳のご子息がどのように生まれ、2歳までを過ごした病院での生活、その後の自宅での生活、児童発達支援事業所での生活を保護者の想いと医療的ケアへの疑問と共に話されました。動画をもとに、カニューレの交換、胃ろうでの食事の様子を日常の生活の一コマとして紹介され、医療的ケアや毎日の支援について当事者や家族にとって日常の当たり前のことを家族が中心で担わなければいけない現状に対する問題提起をしていただきました。また、重い印象になりがちなお子さんの手術のことや後遺症のこともユーモアを交えてお話ししてくださり、会場内は和やかな雰囲気でした。
保育園に入園を考えた際に障がいが重いことを理由に断られたことなど、進路やライフステージが変わる節目にあった苦労や、特別支援学校で「医療的ケア」があるために、付き添いが求められる現状について、「それはおかしい」と率直に話されていました。
お子さんがショッピングセンターのベンチで胃ろうの注入をされる様子や、カラオケで歌う様子、自転に車に乗る様子などのたくさんの動画から、諦めずに取り組み続けることや、障がいの有無に関わらず地域で生活することの大切さを話してくださいました。
 最後に、聴衆の皆さんに「医療的ケア児を理解し、可能性を引き出せる素敵な大人になって下さることを願っています」と私たちへの力強いメッセージで講演は終了となりました。

 参加者のアンケートからは、
・「重い障がいのある子の現状について、とてもわかりやすい説明で再認識することができた。」
・「国会議員として、障がい児をもつ母としての経験をふまえたお話は、今の日本社会がどの様な状態なのかがよくわかり、障がいがあっても暮らしやすい社会を作っていくことが大切であると感じた。」
・「実体験に基づき、具体的に話して下さった。「うのみにしない」「あきらめない」が印象に残った。」
・「大変すてきな講演だった。言葉1つ1つに重みがあり、内容も大変わかりやすく、障がいをもった子どもをサポートする親として大変励まされる内容だった。ありがとうございます。」
など、たくさんのご好評をいただきました。

公開セミナーにはたくさんの皆さまにご参加いただきました。本当にありがとうございました。私たち豊田市こども発達センターはこれからもお子さんの健やかな育ちを支えるオアシスのような施設を目指していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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